あじゃぱぁ。

ノリピー語を操るイタリア人、蟹座のデスマスク（23）

何だか無性に蟹が描きたかったんです。ギャラリーにもこっそり蟹絵がUPされました。ひっそりこっそり。
いつからかまるで覚えてませんが、いつの間にか聖/闘/士/星/矢の中で不動の一位となった蟹ことデスマスク。
一時の気の迷いかとも思いましたが、最早既に数年は思い続けてるんじゃないでしょうか？

原作を素直に読むならば、離反癖の激しい底の浅い男、ヤラれキャラ。しかし、深読みしようとすれば、何処までも妄想の広がるおいしい奥の深いキャラ。それが蟹座のデスマスク。

ちょっと、語ります。蟹について興味のある方は付き合ってやってください。

デスマスクはきっと、サガ大好きっ子だったと思うんですよ。サガは、シオンとアイオロスを殺して、アテナ殺害を目論んで聖域を乗っ取って。13年前、彼が10歳の子供だったとしても、それがどれだけ罪深いことなのか分からないはずがありません。逆に、少年であるからこそ、受け入れられることじゃないと思います。

それでも、アイオロスより、アテナより、何よりも彼はサガを選んだんですよ。（どんな経緯か知りませんが）全部を知った上で、それでもサガについていこうと決めた。それって、10歳の少年にはとても辛い選択だと思いません？シャカやムウのように黙すでもなく、敢えてサガに同調した、という所に、彼のサガに対する思いが見え隠れしているんじゃないかな、と。これはシュラ、アフロディーテも同様に。

そして此処からは完全に管理人の妄想ですが。
デスマスクはきっと、自分から進んで汚れ役を買って出ていたと思います。サガは常日頃から悩みまくってそうですし、シュラは基本正義の人っぽいですし、アフロディーテもある意味純粋そうな人ですし。
13年で巨蟹宮を埋め尽くすほどの死面がでるくらい、そういう仕事を進んでしていたのではないかなー、と。でも、決して喜んでやってたわけじゃないと思います。彼は死面をコレクションだ、的なことを言ってましたが、戒めとかそんな感じで敢えて生やしていた（…って表現でいいんだろうか）のではなかろうか、と。

13年経って現れたアテナに「今更かよ、誰も救ってくれなかった女神のクセに」とか思っていそうな。
他の黄金聖闘士は違いますが、デスマスク・シュラ・アフロディーテはアテナではなく、完全に教皇であるサガを護るために戦っていた、んでしょうね。本来護るべきのアテナよりも強い誓いを持って。
或いは、裁かれるのを望んでいたのかもしれません。


…とまぁ、サガとデスら年中組に関しては尽きることなく語れてしまうようです。
此処まで読んでくれた猛者は果たしているのだろうか…いたら、長々と蟹語りにお付き合いいただき、有難う御座いましたー。